我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

めちゃくちゃだった会社の先輩との思い出(006)

会社に入って1年目のころの話。
その頃は営業所勤務で、昼になると近くのほっかほっか亭(今のほっともっと)に弁当を買いに行くことが時々あった。

 

私が注文をまとめて電話して注文するのならまだ良かったのだが、
私より1年先輩のO田さんにかかると大変な目にあった。

この人は根は悪い人ではないのだが、いろいろ悪さをするのが好きな人であった。
O田さんがほか弁に電話すると
「もちもちぃ、あのー、のり弁ひとちゅ(1つ)とかちゅ丼(カツ丼)をひとちゅ、
おねがいちまちゅ。○○(私の名前)でちゅ。」
ってな具合である。

弁当を取りに行くのは私である。
店のおばちゃんたちには「この人か」という白い目で見られ、あるときはいたずらと思われ、注文が通っていない時があった。


O田さんは、レーザーポインタが世に出回りはじめたころ、いち早くこれを入手していた。
うれしくなって田舎の暗い夜道を一人で帰宅する若い女性にレーザーを照射し、追尾したら、大声をあげられたらしい。

 

上司が休みだったある日、O田さんは、事務所のケーブルテレビで競艇中継をずっと見ていて、大当たりしたらしく、飛び出していってそのまま帰ってこなかったこともある。

 

ダイヤルQ2(今でいうところの出会い系)に電話し、仕事中にアポが取れたといって帰ってこなかったこともあった。

 

事務所の近くの公園に子犬が3匹捨てられていて、家で飼うというので1匹を自転車に乗せて自宅に届けたら、この犬は返品交換とのことでまた公園まで戻って、違う犬を届けたこともあった。

 

そんなO田さんだったが、よく飲みに連れて行ってくれた。その後会社を辞められたので今は何をしているのかはわからない。