今日は私が小学校の頃の話。
今から40年くらい前の話である。
私たちのクラスは40人いて、8つぐらいの班があった。
班ごとに○○係というのが決められていた。
今思い出せるのは、
配り係(配布物を配る)
黒板消し係(黒板を消す)
お花係(花瓶に花を生ける)
掲示係(教室の後ろに掲示物を貼る)
このくらい。
そんな中、小学2年生のころだったと思うが、クラスでよくケンカが起こっていた。
そこで先生が、クラスで一番体の大きいMくんを「ケンカ止め係」に任命したのだ。
クラス内でケンカが発生すると発見者はMくんに通報し、ケンカを止めるのが彼の役割だ。
班は関係なく係員1名だけのクラス内の秩序を守る重大な任務である。
大人の世界でいう「警察」みたいなものか。
しかし、ひとたびケンカが発生すると、当事者2名に加え、ケンカ止め係も加わり、仲裁するどころか、3人でケンカになっていたことを思い出す。
なぜか泣きながら、戦っていたMくんの顔を忘れられない。
「ケンカ止め係」は、その後は、一度たりとも結成されなかった。
ケンカ止め係はその後、陸上自衛隊に入隊したと聞いた。
「戦争止め係」になった。