我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

あくびで口が閉まる時のかむ力の強さの実験(036)

 小学校の頃(昭和50年代後半)の話である。

夜は小学校低学年の弟と一緒に寝ていた。

寝ている弟を見ていると寝ながらもあくびをしていた。
大きな口を開けている。

 

ある日ふとこのあくびをして口が閉まるときのかむ力とは、いったいどれくらいの力なのかという疑問が浮かんだ。

イメージ的には軽くかむ程度だろうと思っていた。

 

そんなことを考えつつ、ある日、猛烈に試してみたくなり、寝ている弟の横で、機会をうかがっていた。
その時、弟があくびをした。


「それっ!今だ!!」

私は弟の口の中に人差し指を軽く突っ込んでみた。


口が閉まる。

「ガブッ」


「!!痛っ!!」


私は叫んだ。ものすごく痛い。とにかく痛かった。
かまれた瞬間、弟は一瞬目を開け、もう一度口を開き、かんだ私の指を離してくれた。弟は何事も無かったかのようにそのまま寝てしまった。

 

あの痛さは、おそらくキュウリなんかは余裕で噛み切れるであろう。

今、親になって、娘たちが寝ながらあくびをしているのを見るにつけ、かませてみたい衝動に駆られる時があるが、痛かったらしゃれにならないので、やめている。

 

あくびして口を閉じるだけでも、結構すごい力があるので、気をつけたほうが良い。