なんと生まれて27年間というもの飛行機に乗ったことがなかった。
今でこそ時々出張で乗るのであるが、新婚旅行に行く時に初めて乗った。
ルフトハンザドイツ航空の関西空港~フランクフルト間。
なにもかも初めてのことでよく分からなかったのだが、CAのお姉さん達には、当然日本語は通じるものだろうと思っていた。
機内のドリンクサービスで、ドイツ人らしきCAさんが、
飲み物は何にするか聞いてきた。
私は、100%日本語で
「ウーロン茶」(「tea」ではなく「ちゃ」と発音)
と言った。
CAのお姉さんは聞き返すこともなく、ドリンクを私に渡してくれた。
「・・・・」
それは、オレンジジュースであった。
橙色の液体を眺めながら考えた。
ウーロンちゃ → オーロンチャ → オーレンジ
確かにそう聞こえるのかもしれない。
これからドイツ・オーストリアに10日間も行くというのに言葉の壁を痛感した。