我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

ワキガの臭いで犬が死ぬ(052)

それはある日突然起こった。
会社のビルのとある部署のフロアに行ったところ、ものすごい異臭がした。
だいたいの発生源はこの部署の一角の誰かということは分かったが、特定はできなかった。
前からいる人はちがうから、最近入ったあの男かとだいたいの見当はついたのだが、数日後、どうも女らしいということになった。


彼女は我々のフロアにも来るのだが、彼女が去った後、「今まさにここにいた」というくらいの強烈な残り香(悪臭)を放っていた。

においの種類は「発酵した海草系」だと思われる。

毎日発症しているわけではなく、臭くない日もあれば、猛烈に臭い日もあった。
そんな日は、汚染フロアのメンバーが他のフロアで打ち合わせをしていた。

 

ここで疑問に思われるのは、20代の女性、しかも昼食を一緒に食べる友人もいる、彼氏もいるらしいという状況下で誰も教えてあげないということがあるのだろうか?
あんなににおうと自分でも気付くと思うのだが・・・
(たまににおいフェチがいるから彼氏がそれに該当してたら問題ないかもしれない)

 

そういうことが2~3年続いて、ここからは聞いた話。

(まずよくそんなに耐えたことを称えたい)

ある飲み会の席でのワキガのA子さんと毒舌の課長との会話。

 

A子:「この前、うちで飼っている犬が鼻の病気で死んだんです」


課長:「それはお前のにおいを嗅いだのが原因ではないか」

 

(酔っていたとはいえ、そんなにストレートに言わんでもいいのに)

まあ人間の何万倍の嗅覚なら犬も相当なダメージだと思う。

この一言がきっかけ(かどうかは知らないが)で、最近は臭わなくなった。


また、うちの会社にはもうひとり強烈なにおいの取締役がいる。
香水なのか整髪料のにおいなのかわからないが、会社のビルの外に出て、そこに取締役がいないのにそのにおいがまだ残っていることがよくある。
同じエレベーターになったときなど大変なことになる。
一体あの臭いは何なのか。