2000年ごろ、新聞に毎日のように企業の謝罪広告が載っていたころのこと。
確か、○○乳業の社長が記者に対して「私は寝てないんだ」と言ったところ、記者が、
「私だって寝てないですよ。被害にあって苦しんでいる子供たちのことを考えたことはないんですか!」
とやり返されて、今でも不祥事発生時のまずい対応例として話題に上る。
ある日、近所のスーパーで買ってきた食パンに1cmくらいの黒いかたまりが混入していた。
商品に別段問題はなさそうだったが、最近ブームになっていることだし、パンの包装に書かれているお客様相談室に電話したところ、担当者に取りに行かせるとのこと。
次の日、大手パン会社の担当者が自宅までやってきて、お詫びとともに、新しい食パンと、ブ○ボンのクッキー詰め合わせ(丸いカンカンにはいったやつ)を持ってきた。
混入していた黒い物体は、パンを焼いた時の焦げ目のかたまりのようだと言っていた。
クッキーをいただいて10日ほどたった日の新聞に次のような広告が載っていた。
~商品回収のお知らせ~
株式会社ブ○ボン
この前、お詫びに持ってこられたまさにその商品も回収対象に含まれていた。
何が原因で回収対象になったのかは覚えていないが、すごい連鎖だ。
クッキーはほとんど食べて無くなっていたので、さすがに返してはいない。
安全性に問題が無ければ、そこまで神経質になる必要は無いと思う。