我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

【因果応報】高校の学食のうどんでの悲劇(104)

高校生の時、K原とは悪友で、実にさまざまな悪さを一緒にした。

 

1.廊下にあった通知用の黒板に先生の似顔絵と口癖を日替わりで落書き
2.生物室のグッピーの水槽にザリガニ投入。
3.化学室にあったコンロとやかんで昼休みにポップコーン製造
4.生物部の飼っているニワトリとザリガニを対決させる
5.廊下にあった洗濯機(なんでこんなところに)をタイマーかけて授業中に作動
などなど

中でも痛い目にあったことがある。


K原と昼休みに学食を利用していたのだが、我々のお気に入りはうどんであった。
各テーブルには七味が置いてあった。

「七味のふたを緩めて置いておこう」
K原が、ふたを緩めて横のテーブルに置いた。

 

しばらくして、下級生の男がうどんを持って現れた。
男は七味に手をやり、2、3回うどんに振りかける。

 

息を飲む。

・・・・・・

 

何も起こらなかった。
K原は「あれ?」と言って、七味を取りに行き、自分のうどんにかけてみる。

 

ドボッ!

 

ふたがうどんの中に落ち、七味ケースの8割ぐらいがなだれこんでいた。


ちょうど横にいた同じクラスのSがこれを見つけ、
「うわーすげーな、これ。ちょっと食わして。辛ぇ、食えんぞ」
と大騒ぎするから人がたくさん集まってきた。
スープはゼラチン状になっていた。

「誰だ?こんなことするのは」
Sは言ったが、自分たちであることはこの状況下では言えない。

 

K原は涙を流して、少し食ったがついにギブアップした。
私はしばらく腹を抱えて涙を流した。