正月に実家に帰った時に私の父から聞いた話。
私の実家は岡山県南部なのだが、冬猛烈に寒い。
北国の寒さと比べれば大したことないが、都会でマンション暮らしをしている者にとって、築40年の一戸建の寒さは耐えられないほど寒い。
朝、家の中の石油ファンヒーターの温度計が、5℃以下になっていることもある。
石油ファンヒーターには給油が必要になってくる。
実家の父母は文明社会からはほど遠い生活をしているため、長い間、給油ポンプも手動ポンプ(八の字の先端が赤いやつ)であった。
しかし、昨今乾電池で動く電動ポンプをホームセンターで見つけ、父が買ってきた。
これには、灯油がいっぱいになると自動停止する装置がついている。
父は、この機能が信じられないので何度も立ち合いながら、自動停止するのを
確認していた。
ある日、給油中にトイレに行きたくなった父は、自動停止装置を信用して
トイレに行った。
ここからは想像できると思うが、こういう時に限り装置は機能せず、玄関の灯油ポリタンク一帯が灯油の海と化し、母が激怒。
私も電動ポンプ愛用者だが、停止ボタンが作動せず、プチ流出させたことがある。