2008年から福岡に住んで驚いたことがある。
ゴミの収集が真夜中なのだ。
前に住んでいた四国では「ゴミは午前8時までに出すこと。前日の夜に出さないこと」
となっていた。
よって、土曜日が収集日なのは最悪であった。
(休みなのにゴミ出しのために早起きしないといけない)
確かに夜中に収集する方が、カラスがゴミを散らかさない、交通渋滞がなく収集がスムーズ、など効率が良さそうだ。
そしてもうひとつ驚く人たちがいる。
空き缶おじさんの存在である。
彼らはアルミ缶をいっぱいにしたゴミ袋を荷台に搭載した自転車に乗って、町を徘徊している。
1人や2人では無い。
この前の水曜日が燃えないゴミの日であったが、会社の帰り、駅からマンションまでの徒歩10分の間に空き缶おじさんを4人も目撃した。(もちろんみんな別人)
ある者は戸建て住宅の門の前に出されたゴミ袋を開封し、アルミ缶のみ「分別回収」し、ある者は自販機横のゴミ箱を点検、私の住むマンションのゴミ置場も懐中電灯を持ったおじさんが鼻歌を歌いながら「回収」していた。
会社の後輩のボリックに「あのおじさんは何者か?」と聞いたところ、ホームレスの人らしいということが分かった。
一体、空き缶が1キロいくらで売れるのか?
縄張りはあるのか?
福岡市内だけに生息するのか?
誰が始めたのか?
元締めはいるのか?
どうせなら、空き缶だけでなく町中のゴミも集めてくれたらきれいになっていいのにとかいろんな疑問や思いが交錯している。
という私も2002年ごろ、夜中に空き缶を集めていたことがある。
正確に言うとコカコーラ製品のシールを集めていた。
350枚位あつめるとワールドカップ2002KOREA/JAPANのグッズが必ずもらえるのだ。
その時ゲットしたスポーツバッグは、今でも重宝している。
毎晩ゲット目標を定め、1ヶ月くらいで達成できた。
自分も夜中に自販機の横のゴミ箱でゴソゴソやっていたことを思い出した。
(こっちでやると空き缶おじさんとバッティングしそうなのでもうやらないだろう)