我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

初めて上海の支店に電話をかけたときのこと (084)

2005年ごろ、中国の上海に支店ができた。
そこにいるのは数人の日本人のほかは中国の人たちで、ある程度の日本語は理解できるようである。

頻繁に電話をかけるわけではないので、国際電話となると緊張する。
ある日、私の課の藤井課長が電話をかけていた。

中国語が話せないのでいきなり日本語である。


藤井課長:「もしもし、本社の藤井だけど、近藤部長いる?」

 

中国人社員:「います」

 

・・・・・ しばし沈黙 ・・・・・

 

藤井課長:「もしもし、近藤部長は?」

 

中国人社員:「います」

 

藤井課長:「代わってください」

 

中国人社員:「お待ちください」


このやりとりを見てお分かりの通り、「近藤部長いる?」

だけでは、YESかNOの答えしか返ってこなくて、

「代わってください」

と言わない限り、代わってもらえないのだ。


そのあと藤井課長は


「そこにいるか、いないかを確認するためにわざわざ上海まで電話するかよ」

 

と怒っていた。