以前、私の上司だった藤井課長から聞いた話。
藤井課長が何年か前に勤務していた支店では、取引先を招いて釣り大会を開催した。
漁船を1隻貸し切りにして、30人ぐらいが乗り込み、漁船で釣りをするというものだった。
そんなにたくさん釣る人はいなかったようで、藤井課長も大して釣れなかったらしい。
釣り大会も終了し、港に向かって漁船が進んでいく時に斜め前をボラという魚が水面をジャンプしているのが見えた。
藤井課長は、
「あんな大きい魚が釣れたらいいなぁ」
と思った瞬間、なんとそのボラが自分の目の前に飛び込んで来て、そのままキャッチしたというのだ。
藤井課長は、釣り大会の「大物賞」を受賞した。
そんなこともあるらしい。