大学1年のころの話。
私の実家は田舎なので、大学生になるとみんな車を買っていた。
夏休みに実家に帰った時、みんな車の免許を取ったばかりであったが、車も持っていて、何か集まるにつけ、披露し合っていた。
最初の車は、中古の軽自動車が多いのだが、中でもはターボ車が人気であった。
高校の時の友人N村、T沢は車好きで、常に車をいじっていた。
運転も当然のことながら荒い。
ある日、T沢の車(アルト・ワークス)のフロントガラスに銃弾が当たったようなひび割れがあるのを見つけた。
クモの巣のようなものができている。
「撃たれたんか?」
冗談ぽく聞いたら、T沢から冗談のような回答が返ってきた。
車をいじるため、N村と一緒に助手席のシートを外して作業をしていた。
途中、昼飯を食べに出かけることになった。
シートを取り付けるのが面倒だったので、助手席シートを取り付けしないで、N村は後ろのシートに座る。
T沢、車を発進させる。
荒い運転 → 急ブレーキ → N村、前へ吹っ飛ぶ → フロントガラスに頭が激突 → 弾痕のできあがり
N村談
「すげ~痛かった」
しかし、ありえねぇ原因だ。
結論
後ろの座席もシートベルトは締めましょう。