私の小学校は、全校生徒が250人くらいの規模だった。
1学年1クラスだったので、6年間クラス替えということがなく、クラス替えという行事は中学校で初めて経験した。
よって6年間の顔ぶれは転校生の数人を除けば、全く同じ。
そのため、幼稚園から高校卒業までずっと同じ学校という者も何人かいる。
また幼稚園から中学卒業までの11年間全て同じクラスという者もいる。
そのような環境下で付いた、あだ名がいくつかある。
モリヤマ君・・・「もりきん」
アシザワ君・・・「あしきん」
ノダ君・・・・「のーきん」
ユウコさん・・・「ゆーちん」
ヨウコさん・・・「よーちん」
中学校に行っても、あだ名は変わらず、使い続けていたのであるが、ある日、別の小学校から来た友人に
「お前のところの小学校は、「きん」とか「ちん」とか、やらしいな」
と言われた。
閉鎖的な環境下では、「きん」とか「ちん」の単語の響きの異様性に気付かずに中学生になってしまったことに恥じ入った思い出である。