長崎は風俗に対してとても厳しい県らしい。
長崎支店の人たちも「夜はつまらんよ」とか「福岡に帰って遊んだ方がいい」とか言っているのをよく耳にした。
県は観光都市としてPRしているので、そういう汚らわしいものは排除したいのだろう。
そういうことを聞いていたある日、出張先の佐賀駅で目を疑う光景を目にした。
「NAGASAKI FUZOKU」
確かに「NAGASAKI FUZOKU」とジャージの背中に書いてある。
その「長崎風俗」のジャージを着た中学生か高校生が集結している。
いくら規制が厳しいから抗議するにしても、君らには風俗はまだ早いだろう。
と思いを巡らすうちに「FUZOKU」は「風俗」ではなく「附属」じゃないかと。
福岡支店に帰って、後輩にその話をすると、
後輩:「Mさん(私のこと)がいつも悪いことばかり考えているからでしょ」
私 :「失礼な!お前、『NAGASAKI FUZOKU』で検索して見ろ」
後輩:「すみません。一番上に風俗長崎が来ました」
結論。附属と名の付く学校はローマ字表記してはいけない。
ついでに言うと長崎に出張したときに目にしたのだが、バスの行き先が
「女の都入口」
というわくわくするような地名であったり、
「女の都トンネル」
という抜けると何があるのか気になるトンネルがあったり、
「女神大橋」
という橋があったり、風俗を排除しているわりには、エロい地名がある。