我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

社内でのネットにまつわる事故(186)

私の会社では1998年ごろ全社員にパソコンが配布され、社内のネットワークも整備された。
そのころ、パソコンに慣れていない定年間近の役員たちによって、さまざまな事故が起こった。

 

その1 ネットワークテロ
ある重鎮社員が定年退職するので、その功績を讃えるメールを全社員に送った取締役がいた。ところが何メガもの画像ファイルを添付していたため、社内のネットワークがダウンし、半日ほどネットワークが使えなくなった。

 

その2 機密情報を全社員に送信
当時メールの宛先に「a」と入力すると「all user」と勝手に変換される現象が起こっていた。
「all user」の宛先のまま送信すると全社員にメールが発信されてしまうのである。
これを専務がやってしまう。すぐに情報システム部門の担当者が召喚され、激怒されたらしい。

 

その3 ポップアップ
仕事中に突然、部長が「うわ~、T本、ちょっと、ちょっと」と叫ぶ。
T本が部長の席に行くと、PCの画面にエロ広告のポップアップが無限に増殖していた。

 

その4 誤字
全社員向けのイントラの掲示板に
「5月15日 本社ビル フィルター精巣のお知らせ」
のタイトルがしばらく掲示されていた。

 

その5 受信確認通知

本社勤務の時、隣の課のK田係長が、通達を作成し全社員3000人にメールした。

受信確認通知を付けたまま送信したため、数日間は受信確認通知だらけになってしまい業務に支障が出た。半年以上経って、ある1通の受信確認通知が届いて、「今ごろ誰やねん」と思って見ると、御年90歳の名誉会長だったそうだ。

 

もっといろいろあったと思うが、今思いつくのはこのくらい。