我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

「あなたには必要ないでしょ!」(133)

 3年ぐらい前の話。

社内の回覧で「資生堂製品を特別価格で販売」というのがあり、私が愛用していたシャンプー、リンスが激安で載っていた。

 

シャンプー、リンス1本が定価ではそれぞれ 798円。
ディスカウントストアで「これは安い!」と即買いになる価格でさえ 498円。
それが、このチラシでは 350円なのだ。

 

絶対に「買い」なのだが、1箱=12本買わなければならない。
さすがに1人で12本使うわけにはいかないので、一緒に買う人を6人くらい探すことにした。

5人はあっさり決まったのだが、あと1人が決まらない。

 

後輩のフルノに「おまえも協力せぇ!」と言ったのだが、最近みるみる髪の毛が薄くなってきており、特別なシャンプーを使わないとやばいらしく深刻な顔で断られた。

 

どうするか考えていたところ、
「そんなに困っているなら、ワシが買ってやろう」と
マツナガ次長が声をかけてくれた。

マツナガ次長は、横山ノックにバーコードをつけた程度の髪量である。

 

「マツナガ次長は、シャンプーいらないでしょ」


と思いつつ、リンスまで買っていただいた。


SEA BREEZE を見るたびに思い出す。