3年ぐらい前の話。
社内の回覧で「資生堂製品を特別価格で販売」というのがあり、私が愛用していたシャンプー、リンスが激安で載っていた。
シャンプー、リンス1本が定価ではそれぞれ 798円。
ディスカウントストアで「これは安い!」と即買いになる価格でさえ 498円。
それが、このチラシでは 350円なのだ。
絶対に「買い」なのだが、1箱=12本買わなければならない。
さすがに1人で12本使うわけにはいかないので、一緒に買う人を6人くらい探すことにした。
5人はあっさり決まったのだが、あと1人が決まらない。
後輩のフルノに「おまえも協力せぇ!」と言ったのだが、最近みるみる髪の毛が薄くなってきており、特別なシャンプーを使わないとやばいらしく深刻な顔で断られた。
どうするか考えていたところ、
「そんなに困っているなら、ワシが買ってやろう」と
マツナガ次長が声をかけてくれた。
マツナガ次長は、横山ノックにバーコードをつけた程度の髪量である。
「マツナガ次長は、シャンプーいらないでしょ」
と思いつつ、リンスまで買っていただいた。
SEA BREEZE を見るたびに思い出す。