2006年ごろ、長女のいぶりんが「おしゃれ魔女・ラブ&ベリー」をやりたいと言い出した。
我が家では、プレステ2はあるものの、年に1回使うか使わないかといった程度で
親である私たちもTVゲームには関心があまりない。
またDS、PSP、WIIなどのゲーム機も持っていない。
おそらく幼稚園で友達との会話でそういうゲームがあると知ったのだろう。
当初はカードゲームに反対していたのだが、みんなが熱中しているので、親が折れる形になり、ついに我が家も参戦することになった。
「おしゃれ魔女・ラブ&ベリー」というのは、おもちゃやさんの前にゲーム機があり、
100円入れると1枚カードが出てきて、カードは主に1ヘアスタイル、2服(上)、3服(下)、4靴、5その他のカードがあり、
それぞれ数十種類ある。
これらを組み合わせて、自分なりのコーディネイトでおしゃれなファッションを考えだし、ゲームのミュージックに合わせて、タンバリンを叩いて、そのタイミングが合っているかどうかで得点され、それを対戦相手と競い合うといったものである。
流行っていたころには常に行列ができていて、1回ゲームをするのに20分くらいかかることもあった。
カード1枚につき、100円なので、子供が持っているカードの数ですぐにいくら投資したかがわかることがありがたくも、悲しい点であった。
この行列に並んでいたときのこと、面白い光景を目にした。
行列に並んでいるのはほぼ100%女の子なのだが、
(稀にお兄ちゃんや弟がちょっかいを出すために一緒にいることはある)
男の子(4歳ぐらい)とその母親(25歳くらい)の組み合わせなのである。
しかもカードをかなりたくさん持っている。
「男の子なのにこんなゲームをするのか」
と思っていたところ、なんとその母親が主導権を握り、ゲームに熱中していた。
当然男の子はゲームには全く興味がない様子であった。
そりゃそうだ。かわいそうに。
我が家でもそれと似たような状況になることもあるが、その模様はまたの機会に。