我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

Facebookのダミーアカウントで予想外の事態発生(167)

何年か前の話。

会社の営業推進部から全社員に通達があり、
「会社としてフェイスブックに参加するから、記事に『いいね」』をするように」
とのことだった。

「いいね」の強要である。

 

律儀な社員たちはこぞって「いいね」をしていたが、こんなことで自分のアカウントをさらすのもどうかと思い、同じ部署の仲間たちと相談して、ダミーのアカウントを作って参加しようということになった。


普通に参加しても面白くないので、

勤務先:有限会社総務課

で統一し、居住地を


H課長・・・エイヤフィヤトラヨークトルアイスランドの火山

 

私    ・・・デュッセルドルフ  ←  ドイツの都市

 

Kさん・・・ンゴロンゴロ自然保護区 ← アフリカのタンザニアの地名

 

などとふざけた内容で登録をし、FaceBookに登録している他の社員のうち、友達の少ない人に3人同時に友達申請して、慰めてあげたりしていたところ、
数か月後・・・

 

Kさんによくわからない英語のメッセージが届いた。

ジョンだかジョニーだか忘れたが、黒人の青年で

 

「なつかしい!あなたはンゴロンゴロに住んでいるんですね。私はンゴロンゴロで
生まれ育った。仲間がいるなんてオレは猛烈に感激している!」

みたいなことが書かれてあった。

我々はふざけてやっていたのであるが、ジョンだかジョニーだかには、ぬか喜びさせてしまい本当に申し訳ない。

 

インターネットの威力おそるべし。
「いいね」の強要なんかしなくても、中身でお客様は見てくれるのだ。