我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

クレーンゲームでGetしたぬいぐるみの所有権(170)

2010年に義妹の結婚式をオーストラリアのゴールドコーストでおこなうとのことで、家族4人で参加することになった。

 

長女のいぶりんは、8歳にして、グアム、ハワイに次ぐ3回目の海外旅行となった。
次女のありーも1回目のハワイは覚えていないらしいが、今回が2回目の海外旅行である。

ちなみに私は28歳が初めての海外旅行だった。しかも初飛行機。

ゴールドコーストでは、挙式のほかに世界遺産の森、コアラのいる自然動物園などに
行ったりした。中でも私が印象に残ったのが、ウォータードラゴンという小型の恐竜
みたいなトカゲで、公園のあちこちで見かけた。
現地の人たちには当たり前の生き物のようで誰も見向きもしないが、日本にいたらきっと人気者になると思う。

ウォータードラゴン

 

ゴールドコーストにはオーストラリアで最も高いQ1(Queensland Number One)タワーという超高層ビルがあり、高さは275mで展望台があり、家族で行ってみることになった。

夕方だったので、だんだんと暗くなっていく景色はなかなかのものであったが、展望台の隅にクレーンゲームがあり、中に大きなコアラのぬいぐるみが入っており、私はこれを捕まえたいと心を奪われていた。

 

様子をうかがっていると、中国人らしき若者が挑戦し、あえなく失敗。
次にアラブの富豪と思しき青年が挑戦し、また失敗。

 

ここは日本人の力を見せてやろうと私が挑戦。
すると何とコアラを一発ゲットできたのである。

 

アラブの富豪が、
「お前はすごい。おめでとう。」
みたいなことを言っていた。

 

中国人は悔しそうな表情をして去って行った。


それにも増してすごかったのは、次女のありーで、コアラが取り出し口に落ちた瞬間、コアラを取り出していた。
その素早さたるや、ゲットするのを確信していたかのような速さ。

姉のいぶりんは手も足も出なかった。

ありーとぬいぐるみ

いぶりんは、今でものんびりしていて、よそ見している間にありーにおやつを横取りされたりしている。