我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

小学4年の授業でさっき起こったケンカの再現をする(014)

小学校の時の話。
4年生のときだったと思う。昭和57年ごろ。

 

休み時間にクラスの女子同士でケンカが発生し、クラスの女子を二分した大抗争へと発展した。

この頃には012で紹介した「ケンカ止め係」は存在しない。

授業が始まる直前まで戦っていたので、先生の知れるところとなった。

 

どういう経緯でそういうことになったのかは知らないが先生は、
「それならもう一度ここで最初からケンカをやってごらんなさい」
と言ったのだ。

 

教室の黒板の前でケンカの再現スタート。
女子たちは髪を引っ張ったり、たたいたり、スカートをめくったり、遠慮がちではあるが、再現し始めた。

 

途中から加勢した者たちが戦いに加わろうとすると、仕切り役の女子が
「ちょっと、アンタは私が叩いたあとから入ってきたんでしょ!」
などと言い、既にストーリーが出来上がっているようだ。

 

再現ドラマの結果、どのような裁定が下ったのかは記憶していない。

授業を中止してまで、ケンカの再現をさせた先生とは、40年経った今でも年賀状のやりとりが続いている。

 

いまだといろいろと問題になるかもしれないが、ケンカの再現という唯一無二の授業だったので忘れられない。