我が家のすべらない話【すべて実話】

身の回りで起こった面白い話を毎日12時30分に更新していましたが、ネタが尽きてきたので2023年7月23日より更新頻度を減らします。

うまくいかない傘の紛失対策(172)

 福岡勤務だったころ、バスで通勤していた。
始発から乗るので必ず座れることと、勤務先の目の前がバス停というところが良かった。
福岡はバス路線が豊富で、市内の中心部であれば、バスが何台も連なって、バス停でバスが渋滞しているのをよく見かける。

バスだと時間が読めないと思われるかもしれないが、約4年バス通勤して、交通渋滞が原因で、遅刻したのは1回だけ。
工事渋滞に加えて、雨が降った日で、通勤に2時間かかった。
(いつもは35分)

 

二回ほどバスに傘を置き忘れるという失態をした。
ビニール傘とかではなく、「鉄道忘れ物市」で買ったちゃんとした傘である。
(入手経路からして無くす運命だったのか)
バス会社に電話したが、見つからなかった。

 

次に新しい傘を買ったときに、どうしたら無くさないか考えて、持ち手のところにテプラで「紛失時:090-xxxx-xxxx」と自分の携帯電話の番号を貼り付けておいた。

 

その傘も使っているうちに一部が破れたり、骨が曲がったりして、もう捨ててもいいかなぁと思っていた矢先、バスに置き忘れた。

あぁこれはちょうどいい。捨てるつもりだったし。

次の日、西鉄バスの営業所から電話がかかってきた。

「傘、忘れてますよ。営業所に取りに来てください」

 

わざわざ連絡してもらっておいて、捨ててくださいとも言えず、取りに行った。
なかなかうまくはいかないもんだ。